ダイエットを開始して、順調に体重が減って来たかと思ったら、ある時突然「あれ?全然減っていかない」といった経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
食事管理も適度な運動もできているはず、という方は停滞期に入っているのかもしれません。
停滞期ってどういう状態なの?と気になっている方、そして、もうこれ以上頑張っても結果は出ないの?と諦めかけている方、様々だと思いますが、今回は停滞期のメカニズムと対処法をご紹介いたします。
停滞期ってどういう状態?
糖質制限を始めると、順調に体重が減っていくが方がほとんどだと思います。
しかし停滞期は、ある時突然やってきます。糖質は控えめに、タンパク質は意識して多めに、そしてお野菜はたっぷりのお食事を実践し、適度な運動も行なっているのに体重が減っていかないとなると、モチベーションがぐっと下がりますね。
体重が減っていくからダイエットは継続できるというものだと思いますが、停滞期間はだいたい1〜2ヶ月程度も続くと言われています。
この停滞期、実は体を守る機能が働いている状態で、正常な防衛反応なのです。
人は体重が落ち続けると飢餓状態と勘違いし、エネルギーを使わない方向へ機能をシフトさせます。
つまり省エネモードにスイッチが入っている状態ということになりますね。
本当の停滞期かどうか確かめよう
停滞期と思っていたけど、糖質ダイエットの方法が間違っていたという誤認識をしないために、以下の項目をチェックしてみてください。もしチェックが入るようでしたらその部分に原因があるかもしれません。ダイエットを軌道に乗せるために一度見直してみましょう。
無理なお食事制限していませんか?
糖質だけでなく、お食事全体の量も減らしすぎている場合は、エネルギー不足に陥ってしまい、筋肉を壊してまでエネルギーを作り出そうとしているのかもしれません。
筋肉は脂肪燃焼に必要です。筋肉量は維持できるよう、タンパク質は適量摂取するようにしましょう。
野菜ばかり食べている方も注意が必要です。代謝に必要なビタミン、ミネラルを多くとることはいいことですが、体をつくるタンパク質や、脂質不足になると、バランスが崩れてしまいます。
水分不足だった
適度な水分摂取は、代謝アップや、老廃物排出の役割を担っています。
特に糖質制限ダイエットを始めて2週間くらいまでは、体内の糖質が先にエネルギーとして消費される時期で、同時に体内の水分も消費される時期です。
意識して水分を摂るようにしましょう。
適度な運動を取り入れていなかった
お食事内容に問題がないようでしたら、運動を取り入れるのも1つの方法です。
脂肪燃焼に有効な有酸素運動と、脂肪燃焼に必要な筋肉アップのために軽い筋トレを合わせて行うとより効果的です。
お風呂上がりにストレッチを行うだけでも違ってきます。
週末に、ひと駅前で降りて歩いて帰ったりするのもいい方法ですね。
数値化したらモチベーションが上がる方は万歩計を活用するのもいいですね。スマホをお持ちの方はそういった機能を持つ無料アプリもたくさん出ているので手軽に取り組めそうですね。
糖質制限中の停滞期対策
チートデイの活用には注意が必要
飢餓状態ではないということを脳に知らせるために、がっつりと食事をする日をあえて設ける方法があります。
チートデイと言われる方法で、うまくガス抜きができるというメリットがありますが、チートデイを活用される場合は以下の事柄に注意して行なってください。
本当にチートデイを設けるべき状態か見極めてから行なってください。
専門知識をもった方に相談しながら行なってください。
チートデイを設けたら、次の日からはきっちりと食生活を戻してください。
チートデイの日でも、お野菜、タンパク質から召し上がる方法は守ってください。
糖質制限中の長い停滞期の乗り越え方
停滞期は必ず抜け出すことができます。
停滞期があるという事を、あらかじめ知っていると、「そういう時期なんだな」と心の準備ができます。
停滞期を乗り越えるためには、「体重をキープするのもダイエットの一環」としてとらえる事が大切です。体重が落ちないといって今まで頑張ってきたお食事管理、運動をやめてしまえば、またリバウンドしてしまいます。
停滞期は次の体重減少期への準備期間です。新しい運動にチャレンジする期間にしてみたり、低糖質のおやつを探す期間にしてみたりと気分転換をしながら乗り越えてもらえたらと思います。
まとめ
いかがでしたか?頑張っても、表に成果が出ない停滞期は人によっては辛く感じると思います。
でも、停滞期は今まで頑張ってきた証でもありますし、体が正常に働いている証でもあります。
今までの自分を褒めてあげながら、次の体重減少期には何をしようかな?痩せたら着られなくなったあのお洋服を着てみようかな?などと楽しみを見つけながらモチベーションを維持してもらえたらきっと、停滞期を抜け出すまでの辛さも半減できると思います。
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