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糖質制限中の気分の落ち込みはうつ?改善や悪化や治るは本当?

ダイエットを始めた頃から何だか、体がだるくなったり、ちょっと動いただけでヘトヘトになったり、日中でも眠くなったり、気分の落ち込みが激しくなったりした経験はありませんか?

特に気分の落ち込みは「うつ」に似た症状になるために、心配になられる方も多いようです。

今回は糖質制限中におこる気分の落ち込みについてまとめました。

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タンパク質不足が原因!?感情や精神面での不調

「糖質制限」=「糖質だけカットする」と誤解している方は見直しが必要になります。

つまり、糖質制限は糖質をカットしますが、その代わりにタンパク質、良質な脂質、お野菜をしっかりと多めに摂ってエネルギー不足にならないようにしなければなりません。

特にタンパク質不足は神経伝達物質の材料でもあるために不足すると精神面に大きく影響を及ぼします。

その中でも幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」は気分を安定させる働きをもっており、精神安定に欠かせません。

糖質制限でタンパク質まで減らしてしまわないように、今一度お食事の見直しをしてもらいたいと思います。

振り返ろう!糖質制限のお食事

糖質制限のお食事のポイントをまとめました。

振り返りの際の参考になさってくださいね。

ポイント1 しっかり摂ろう!タンパク質

先ほどお伝えした通り、タンパク質は、筋肉を維持する以外に精神面のサポートもしてくれます。

意識しないと、不足しがちなのでしっかりと召し上がるようにしましょう。目安は手のひら(指は除く)1〜2つ分です。

ポイント2 カロリー不足を防げ!良質な脂質

糖質をカットすることで起こるカロリー不足に陥ると、筋肉を削ってエネルギーを作り出そうとしてしまいます。

それを防ぐためにも良質な脂質を上手に取り入れて体を守りましょう。

特におすすめなのはω3系の脂質(アマニ油、えごま油など)です。熱に弱いのでドレッシング等にして召し上がってください。

ポイント3 代謝アップ!お野菜で

お野菜は代謝に欠かせないビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。

あまり多く召し上がれないという方はスープにすると量が減って食べやすいかと思います。

目安は両手にいっぱいの量です。

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要注意!「血糖値スパイク」が引き起こす気分の落ち込み

血糖の急上昇と急降下を繰り返すいわゆる「血糖値スパイク」を起こしている状態は、イライラや気分の落ち込みを引き起こします。

この血糖値スパイクはどういった時に起こるのでしょうか?実は糖尿病を患っていない方でも食事の取り方によって血糖値スパイクが起こってしまうのです。

糖質(甘いものなど)を取りすぎた時、血糖値は通常よりも上昇しますが、この血糖値上昇を抑えるためにインスリンが過剰に分泌されます。すると、結果的に血糖の急降下が起きてしまいます。

この血糖の急降下に対応するため、血糖上昇ホルモン(アドレナリン、グルカゴンなど)が分泌されます。こういった血糖値のアップダウンの繰り替えしによって精神面や感情面まで左右されてしまうのです。

こういった意味で、血糖値の安定は精神の安定に繋がっているといっても過言ではありませんね。

しかし、この血糖値スパイク、簡単に防ぐことができるんです。

まずは、低糖質なおかず(サラダなど)から召し上がる事。次に、ゆっくりよく噛んで召し上がる事。最後に「酢」や「油」など、糖の吸収を阻害してくれる食材をうまく取り入れる事です。

食べ方1つで体の負担が減らせますので意識して取り組んでみてくださいね。

運動が効果的!1日30分のウォーキング習慣をつけよう!

有酸素運動は全身の血流を良くし、リズムよく歩くことで脳にいい刺激を与え、セロトニンなどの神経伝達物質の活性を高めることもできると報告されています。

セロトニンは、心を落ち着かせ、爽やかな気分になる効果をもたらし、集中力も高めてくれる神経物質です。

また運動すると交感神経が活性化され、心拍数も上昇し、結果、意欲的になったり、ポジティブ思考になりやすいと言われています。

運動は脳の健康を保つため効果的なのです。

体と心が元の状態に近づいて来ましたら、1日30分程度から取り組んでいただきたいと思います。

まとめ

心と体は繋がっています。まずは体を元気にして、心も元気になるという方法が、その逆よりも簡単で取り組みやすいですね。

体は食べたものからできています。今一度、食事内容や食べ方がズレたり間違っていたりしないか、再確認していただき、健康な体と心を手に入れていただきたいと思います。

しかし、正しい糖質制限に取り組んでも改善が見られない場合は、あまりストイックになりすぎるとかえって悪化するという場合もあります。

また、すでに糖尿病を患っていらっしゃる方も悪化の危険性があります。

そういった場合はかかりつけの医師に相談されるか、早めに専門の病院を受診されることをお勧めします。

少しでも症状が軽くなることを願っています。

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