糖質制限ダイエットでカロリーは関係ないのはなんでなの?
糖質とカロリーの関係とは?
そもそも1日に食べてもいい糖質量ってどのくらい?
食事によるダイエットって安全なの?
糖質制限とカロリーの関係
糖質=太るというイメージを持っている人も多いですが、糖質=高カロリーではありません。
脂質は1gあたりに9キロカロリー含まれているのに対して、糖質は1gあたりは4キロカロリー程度です。
ではなぜ糖質は太るのか、そもそも糖質とはどんなものなのか、ご紹介していきます。
糖質とは
糖質は体を動かすための燃料。いわば、ガソリンのようなものです。
糖質がなくなればガス欠になり、体を動かすことができなくなってしまいます。
生命維持・活動において、糖質は絶対に必要な栄養素ともいえます。
食べた糖質はどうなる?
食品から摂取した糖は体内で分解され、グリコーゲンという物質に変換され、それが筋肉や肝臓内へと貯蔵されて燃料として使われていきます。
筋肉や肝臓の貯蔵できる量の限界を超えると糖質は体脂肪として蓄えられることになり、結果、糖質の摂り過ぎが肥満を引きおこすのです。
脂質は悪者ではない
肥満の最大原因とされているのが脂質です。実際、脂質は人間が生きる上で必須とされている、三大栄養素のなかでも、糖質とたんぱく質に比べて1gあたりのエネルギー量が2倍以上もあります。
そのため、脂質の摂取量をうまくコントロールすることで、摂取カロリーを抑えることができます。
しかし、脂質だって悪者ではありません。脂質は細胞膜を作る上で重要な役割を果たし、不足すれば筋肉や血管などの組織がもろくなったり、肌トラブル、ホルモンバランスの乱れなどを引き起こします。
そのため、脂質の摂りすぎに注意が必要ではありますが、極端に減らすことも避けなくてはいけないのです。
糖質制限ダイエット中カロリーは?
糖質制限ダイエット中は、基本的にはカロリーを気にしません。
カロリーよりも大切なのが糖質。糖質制限ダイエットでは、1日に摂取する糖質量を減らしていくというシンプルなダイエット法です。
重要視しているのは食事の糖質量だけなので、カロリー制限は考えなくて大丈夫。
そのため、無理なくラクに続けられると人気のダイエット法なのです。
摂取量はどのくらい?
日本人は摂取エネルギーのうちの60%ほどを糖質から摂っています。
糖質の摂り過ぎは日本人が太る原因の1つと言えるでしょう。
日本人の食事で、1日にとる糖質量は年齢や性別によって異なりますが、だいたい260g〜360g程度に当てはまる人が多いでしょう。
糖質制限ダイエットでは、この糖質量をまずは半分程度に抑えることを目標にすることが多いようです。
ちなみに欧米のダイエット治療では、男性で1日100g、女性で75gの糖質制限を行なっています。
このような極端な糖質制限を行う場合は、医者や管理栄養士の指導のもと行われることがほとんどです。
糖質制限もやり過ぎてしまうと体に負担をかけますので、家庭でやる際は、体と相談しながら健康的なダイエット行うことが大切ですよ。
糖質制限とカロリー制限はどっちがいい?
糖質制限とカロリーオフはどっちのほうがいいのでしょう。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
糖質制限ダイエット
糖質さえ控えればなんでも食べれるダイエット法です。面倒なカロリー計算が不要なのでラクに続けやすく、初心者でも始めやすいのが特徴的です。
また、お酒や外食が気軽にできます。ご飯やパンなどの炭水化物が好きな人には辛いダイエットです。
カロリーオフダイエット
低カロリーのものを選んで食事をするため、カロリー計算が必須のダイエット法です。
野菜や海藻類など低カロリーなものを中心。食事量が少なくなるので満腹感を感じにくく、かさがないので便秘になりやすい。
比較してみると、どちらのダイエット方にもメリットとデメリットがあり、人によって向き不向きがありそうです。
カロリーオフダイエットは、食事のボリュームが少ない食事になるので、少食の人に向いています。
かつ、カロリー計算が必須なので計算が得意な人やマメな人にも向いています。一方で、糖質制限ダイエットは糖質のみに特化しているので誰でもやりやすいのが最大の魅力。
しかし、ご飯やパンなどの主食や甘いものが好きな人にとっては過酷なダイエットといえるでしょう。
食事によるダイエットの注意
極端な食事の制限を行う減量法は、短期間で結果を得られやすい傾向があります。
しかし、これはカラダにとって良い状態とはいえません。無理をするとリバウンドを起こし、ダイエット前よりも体重が増えてしまう可能性があります。
またそれだけでなく、かえって太りやすいカラダになってしまう危険さえあるのです。
食事によるダイエットを行う場合は、自分に合った範囲で無理なく行うようにしましょう。減量の目安は、月に2〜3キロ程度が理想的ですよ。
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