糖質制限を始めて2ヶ月目は大きな分かれ道と言っても過言ではないポイントとなります。
2ヶ月目には体にどのような変化が起こってくるのでしょうか?
今回は糖質制限開始後2ヶ月目に起こりやすい変化などを解説していきます。
「え!?痩せなくなった」は停滞期のサイン
糖質制限を始めると、体に貯蓄されていた糖質が一番初めにエネルギー源として使われ始めます。
体内のグリコーゲンは水と結合しているため、このグリコーゲンが使われ始めると、水も一緒に消費されるためにガクッと体重が減ることが多く、ダイエットの成果を実感されるかたも多い時期です。
次に本格的な脂肪の消費にシフトしていくのが開始後2週間〜1ヶ月目あたりです。この時期は脂肪を燃やすために徐々に体重減少が穏やかになってきますが、開始後すぐの体重減少の時期よりも、より体が引き締まったと感じる方が多い時期です。
脂肪が燃焼されているのでそう感じるのでしょうね。
そして2ヶ月目〜3ヶ月目になると、突然体重減少がピタリと止まり、痩せなくなる時期を迎えます。
糖質をカットし、タンパク質も多めに摂取し、お野菜もたっぷりととっているのにも関わらずストップしてしまうのは、「停滞期」に突入したサインかもしれません。
停滞期は体の防衛本能です
なぜこのようなことが起こるのかというと、体を守ろうとする本能の力が働いているからです。
痩せ続けると、体は飢餓状態だと違いし、食事からのエネルギー吸収率を増加させたり、運動時の消費エネルギーを節約したりしながら、いわゆる省エネモードに切り替わってしまうためです。
ですので、体重が落ちない停滞期は、ダイエットが失敗したわけではなく、正常な体の反応ですので、前向きに捉えていただければと思います。
糖質制限のエネルギー摂取、エネルギー消費に体が慣れてくると、飢餓状態ではないと認識され始めます。そうなると停滞期から抜け出せますよ。
停滞期の乗り越え方
そうは言っても、目に見えて体重が減らないのに、ダイエットへのモチベーションが保てないといった方がほとんどだと思います。
この辛い停滞期の乗り越え方ですが、今まで作ったことのない糖質制限レシピにチャレンジしてみたり、今まで取り組んだことのない運動を取り入れてみたりすることが有効です。
スーパーやコンビニなどには糖質制限の商品が多く販売されています。またファミレスや定食屋さんでも糖質制限の商品を展開しているところが数多くあります。
そういった商品を試してみて、見よう見まねで作ってみたりすると楽しいですよ。
また、地味できつい筋トレを黙々と取り組むのもいいですが、ボルダリングやアスレチックなど楽しみながら筋肉を鍛えられる場所もたくさんあります。
そういったところに出向いて楽しみながらエクササイズするのもいいですね。
こういった取り組みによって、気分が前向きになりますね。停滞期は誰でもくるもの、と割り切ってしまって、この踏ん張りどころを、できるだけご自身が楽しめる環境作りをすることで乗り切っていきましょう。
停滞期を脱するための極端なダイエットは避けましょう
このように停滞期というものが存在するため、体重が一向に減らないからといってダイエットが間違っているとは限りません。
ですので、極端なダイエットに走るのは避けてもらいたいと思います。
なぜなら、極端なダイエットはカロリー不足だけでなく、栄養不足も起こす可能性があるからです。
もう一度、糖質制限のお食事のポイントについてみていきましょう。
糖質制限のお食事ポイント1
糖質はいつもの半分程度にカットできていますか?
糖質をカットするお食事が基本となります。
糖質を含む食材についてしっかりと把握しましょう。
高糖質な食材・・・ご飯、麺、パン類、ジャガイモなどの糖質の多いお野菜、春巻きなどの皮、かまぼこなどの練り製品、ビールなどの醸造酒
糖質制限のお食事ポイント2
減らした分、タンパク質を多く摂取しましょう。
目安は手のひら(指を除く)1〜2つ分です。お肉を食べすぎると動物性油脂も多く摂取してしまうので、お豆腐などの大豆製品を上手に取り入れるといいですよ。
糖質制限のお食事ポイント3
お野菜をしっかりと摂りましょう。
目安は両手にいっぱいの量です。
様々な種類のお野菜を組み合わせることが理想ですね。
糖質制限のお食事ポイント4
水分もしっかり摂りましょう。水分は代謝を助けてくれます。
意識してこまめに摂取するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
停滞期には新しい情報を取り入れながら、気持ちを前向きにしていきましょう。
停滞期を抜けた後のご自身へきちんとバトンを渡せるように、と考えるとつい諦めてしまう心にストップをかけられそうですね。
停滞期が辛くて甘いものを食べてしまっても、また、次の日から気持ちを切り替えて模索してみてください。
現状維持も立派なダイエットです。どうぞ、ご自身を認めてあげながら気長に取り組む気持ちで乗り越えてもらえたらと思います。
コメントを残す