生クリームといえば、脂肪分が高く、ダイエット中には不向きな食材としてとらえていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
では糖質制限の観点から見ていくとどのような立ち位置となるのでしょうか?
今回は糖質制限中における生クリームについてまとめていきたいと思います。
生クリームの糖質量
生クリームは太るというイメージの方も多いと思いますが、その糖質量は、100gあたりなんと、3.1g程度です。とても少ない事に驚かれた方も少なくないはず。
じつは生クリームは糖質制限中にも使える食材だったのです。
カロリーが高い理由は、糖質ではなく、脂肪分が多く含まれているためだったのですね
。パスタのソースとして使ったり、スープの仕上げに回しかけたりしても大丈夫という事です。
お料理にコクが出て美味しい生クリームが使えるのは心強いですね。
濃厚!美味しい低糖質ホワイトソースグラタン
ここで、簡単に作れる程糖質ホワイトソースを使ったグラタンの作り方をご紹介いたします。
生クリームのリッチな味わいがたまらないソースです。簡単にできますので、グラタンを作る時にはとても重宝します。是非、試してみてくださいね。
材料
◯絹ごし豆腐 50g
◯生クリーム 40g
◯塩 1つまみ
◯ブラックペッパー 適量
たまねぎ(スライス) 1/4個
しめじ(石づきを取る) 1/4パック
エビ(背わたを取る) 5尾(中)
塩茹でほうれん草 1束分
ゆで卵(スライス) 1個
オリーブオイル 小さじ1
塩 1つまみ
ブラックペッパー 適量
とろけるチーズ 20g
作り方
①◯の材料全てをミキサーにかけて滑らかなクリーム状にして取り出しておきます。
②熱したフライパンにオリーブオイルをひいて、たまねぎ、しめじ、エビを炒めていきます。
③②に火が通ってきたら、塩、ブラックペッパーで味付けします。
④耐熱容器に③の具材と、塩茹でほうれん草、ゆで卵を盛りつけます。
⑤①のホワイトソースを④にかけて、上からとろけるチーズをかけます。
⑥オーブントースターで焼き目がつくまで焼いて完成です。
甘味料を使って上手にスイーツ作り
生クリームといえば、スイーツですね。しかし、スイーツに関してはいくら生クリームといえど注意が必要です。
生クリーム自体は低糖質ですが、それに加えるお砂糖は糖質の塊だからです。
市販されているケーキに使われている生クリームにはお砂糖がたくさん使われています。
ですので、スイーツは是非、ご自身の目で確かなものを使って作るのが一番です。
ラカントSやエリスリトールなど、お好みの甘味料を使って作ったり、糖質は高いですが、体に優しいてん菜糖などを選ぶようにすると、体に負担が少なく、納得してスイーツ作りができますよ。
食べ過ぎるとどうなる!?
生クリーム自体の糖質量は多くなく、糖質制限中には食べても問題ないとお伝えしてきましたが、食べ過ぎるといったいどうなるのでしょうか?
生クリームは乳脂肪分が35〜45%も含まれており、いわゆる「動物性脂肪」が多い食品です。
動物性脂肪を食べ過ぎると中性脂肪が高まり、悪玉コレステロールも増え動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の危険性が高まってしまいます。
こういった危険性も含んでいますので、適量を意識して召し上がっていただきたいと思います。
では、動物性脂肪は体にとって負担なのであれば、植物性クリームだったらいいのかしら?とお思いの方もいらっしゃると思います。
次は、植物性クリームの実態についてみていきましょう。
ホイップ(植物性脂肪)ってどうなの!?
植物性のホイップクリームは、生クリームと比べてもお値段も安く、時間が経っても崩れたり緩くなったりしないのが嬉しい商品ですが、成分表示を見ていただくと分かるように、「植物油脂」が一番多く含まれています。
この「植物油脂」は安いサラダ油やマーガリン、または加工品であるポテトチップス、カップ麺、パンなどに使われている危険性の高い油脂と同じで、人体に悪影響を及ぼす危険性の高い油脂です。
いっけん体に良さそうな豆乳ホイップも、一番多く使われている材料はこの「植物油脂」です。
植物油脂は、植物油に水素を添加して人工的に作られる油ですが、この製造過程で生まれるトランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らしてしまい、結果、心疾患や血管障害などを引き起こすと言われています。
このように植物性クリームにも、危険性があることをご理解いただけたでしょうか?どんな食材も、食べ過ぎには注意し、その食品のデメリットもきちんと把握した上で適量使用することが必要ですね。
まとめ
いかがでしたか?
生クリームは糖質が少なく、糖質制限中には使用できる食材ではありますが、「生クリームを食べれば痩せる」という事には繋がりません。
お料理に上手に利用して、食べ過ぎることのない範囲で楽しんでいただけたらと思います。
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