糖質制限すると、筋肉量は落ちてしまうものなのでしょうか?
筋肉は脂肪燃焼に関わる重要な要素なだけに、気になりますね。
ここでは、どのようにしたら筋肉を落とさずに効率的にダイエットをすすめられるかを見ていきましょう。
ダイエット中の筋肉の重要性
筋肉は脂肪をエネルギーとして燃やす場所への通り道になっているため、ダイエット中にも重要な要素になってきます。
筋肉量が増加すると、燃やせる脂肪の量が増え、脂肪燃焼が進むという仕組みになっています。で
すのでダイエット中にも、筋肉量を落とさず健康的な体作りを目指したいですね。
タンパク質摂取不足が招く悪循環
糖質制限のお食事を進めていくうちに、お食事の量やタンパク質量まで減らしてしまうといった自己流ダイエットになってしまうと、体の中ではエネルギー不足に陥り、自分の筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとしますので、筋肉量は減少してしまします。
筋肉量が減少すると、脂肪を燃やす能力が落ちるだけでなく、活動量に耐えられるだけの筋肉がないために、活動量も減り、それに伴って消費カロリーも減ってきます。
そうなると、ますます燃えにくい体になっていきます。食べていないのに痩せないといった悪循環に陥ってしまうのはこういったメカニズムによるものです。
筋肉量を減らさないポイント
では筋肉量を減らさないようにするためにはどのようにすれば良いのでしょうか?
ポイント①きっちり3食食べること
なぜ欠食せずに3食食べることが重要なのかと言いますと、例えばカロリーを減らすためだけに朝食を抜いたりすると、体が軽い飢餓状態と勘違いし、エネルギーを燃やさない方向へ傾くからです。
それだけでなく、筋肉の分解がおこったり、次のお食事の時に血糖値が急上昇し脂肪を体にため込もうとするためです。
ダイエットとしっかり食べることは相反することと思われがちですが、しっかり体作りをするためには大切なポイントです。
ポイント②タンパク質量の確保
糖質制限を実践すると、糖質からのエネルギーを得られないので、タンパク質と脂肪から必要なカロリーを確保しなければなりません。
特にタンパク質は、筋肉の分解をおこさせないために必要量しっかりと摂取するようにしてくださいね。
目安は手のひら(指は除く)1〜2つ分です。
最近コンビニやスーパーでよく見かけるサラダチキンは時間がない朝食にぴったりの商品だと思います。
サラダの上にトッピングするだけでタンパク質量をアップすることができます。
筋トレの重要性
筋肉は筋トレで肥大させることができます。筋肉量を増やすことで、眠っている状態でもエネルギーを燃焼できる体作りが可能です。
しかし、筋トレだけを行うと、筋タンパク質は分解に傾きますので、筋トレ後は、お食事からタンパク質をきちんと摂取し、筋タンパクを合成できる環境を整えてあげましょう。
では、筋トレ後のお食事はどのタイミングが一番効率よく筋肉をつけることができるのでしょうか?
答えはトレーニング後から1〜2時間以内です。トレーニングによって近タンパク質の合成感度が高まり、その高まりは、時間とともに徐々に低下するためです。
1〜2時間以内にお食事が難しい場合は、プロテインなどのサプリメントも手軽にタンパク質を摂取できる1つの方法となりますね。
筋肉増加を考えたプロテインは数々ありますが、なかでもホエイ系のプロテインは効率よく筋肉をつけることができます。
ホエイはヨーグルトの上澄み部分の液体の事を言いますが、体内で生成することのできない必須アミノ酸のアミノ酸スコアが非常に高く、体作りに有効と言われています。
是非、筋トレとタンパク質摂取はセットで覚えていただきたいと思います。
プロテインをうまく取り入れよう
体作りに必要なタンパク質ですが、しっかり食べれば、それだけ動物性脂肪も無意識に取り込んでしまいがちです。
そこで無理なく、効率的に体を作るためにプロテインをうまく活用する方法があります。
プロテインには、ホエイプロテインと、ソイプロテインがあり、それぞれ特徴が異なります。ホエイプロテインは、筋肉の合成に役立つアミノ酸BCAAが多く含まれ、吸収が早いという特徴があります。
ソイプロテインは、植物由来の大豆タンパクが中性脂肪を下げる働きがあるとされています。
ホエイプロテインは筋肉増加を目指す方に、ソイプロテインは体を引き締めたい方向けと言えます。
ご自身の目標に照らし合わせて、お体にあったプロテインを探してみてください。
まとめ
ダイエットにおける筋肉の重要性と糖質制限による筋量低下のリスクと対処法をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?筋肉維持、増加は体作りに欠かせない要素だということがおわかりいただけたかと思います。
糖質制限+筋トレ+タンパク質摂取で理想の体型を目指していきましょう。
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